かつて、てんぷらかまぼこ製造販売業の傍ら始まった株式会社アライの折箱製造。現在のように折箱を専門に扱うと決めたとき、業界的には３番手からのスタートでした。他社にはできない配慮をし、かつ手頃な値段でできるものを、独自の機械で作る。新しいことを恐れず、実直に技術を取り入れ試行錯誤し三十余年。西日本を代表する折箱メーカーへと成長したアライがたどりついたのは、機械と人の手でつくる、オーダーメイドの折箱製造でした。

これからは少子高齢化もあり働く人も人口も減っていくでしょう。会社が成り立つためには、時代に合わせた働き方も必要です。夢・たまごとの業務提携で培った半自動化で効率よく働ける体制は、障がい者雇用だけでなくひいては高齢化する私たちにも必要な体制です。お客様の満足は、従業員の満足から生まれます。だからこそ、人を大切に、少ない人数でも心豊かに働ける環境を考えていきたいと考えています。

好きなことや得意なことを、続けられる人。自由な発想と遊び心を持ち、まず何かをやり始められる人です。私たちが求めるのは学歴や経歴よりも、自分で考えまずは行動し、自分の意見を持つことです。夢の実現のために会社を上手に利用してください。その過程で得た技術や知識、経験はあなたの仕事にきっと生かされ、会社も相乗効果でプラスになっていくと信じています。

次の時代に向け、折箱で培った技術をもとに新たな商品を扱っていかなければと考えています。まだどこもしていない、もっとお客様に喜んでもらえることは何か考え、自ら創り出す。大切なのは、結果を考える前にまず動き、どうすれば「楽になるか」をみんなで考えることです。１人で悩むよりも、３人、４人で話し合えばまず道を間違うことも、大損することもありません。３歩進んで２歩下がっても、１歩前に進んでいればいいのです。踏みだすことを恐れず、これからも共に進み続けて行きましょう。