考えるだけでは、形にならない。
まずは、行動しながら考えること。
20世紀は、「まじめに、こつこつ、一所懸命」やっていれば通用していた時代でした。高度経済成長の中、メーカーは大量にモノを作り、そして消費者はそれを消費する。だから、まじめにモノを作っていれば売れたのです。その中で我が社は、これまで多くの先輩・仲間が鍛錬し、技術を磨き上げてきた結果、食品容器の折箱分野において全国でもトップレベルの製造会社になることができました。
しかし、21世紀になり長引くデフレ経済の中、価格破壊が起こった一方で、ニーズは多様化し、かつ、消費者は品質や安全を重視するようになってきました。
これからの時代、メーカーは製品を押しつけるのではなく、多様化したニーズに応える製品を作り、さらに付加価値をつけて、多くのお客様に喜んでいただけることが必要です。さらに、我が社だけではなく、得意先様、仕入先様と三位一体となって、ニーズに応える製品・サービスを提供していかなければなりません。
また、企業は永遠に継続していくことが求められています。そして、社員を大切にし、さらに地域に貢献していくことも重要です。
これらのことを実現するためには、「まじめに、こつこつ、一所懸命」の上に、自ら「考えて行動する」ことが重要ではないかと、私は考えております。
株式会社アライは、長年培ってきたモノづくりの精神を受け継ぎ、考えて行動することにより、新たな時代にマッチした製品をお客様に届け、豊かな社会の実現に向けて貢献していく所存です。